「令和の虎」出演と、コメント欄の疑問に極力誠実にお答えします
2022.06.28
株式会社ネルプ広報担当です!
令和の虎に、弊社の事業である「iステップ」を取り上げて頂きました。
ここでは、令和の虎のコメント欄で頂いているご指摘や不明点に関して、なるべく説明させて頂きます。
Q.単語がわかりません/専門用語が多すぎます
ここでは、おそらく多くの視聴者の方々が戸惑ったであろう単語を、なるべく平易な言葉でご説明させて頂きます。
InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)機能
Instagramとは、米Meta社(旧社名Facebook社)が運営する、画像や動画の投稿を主としたソーシャルネットワーキングサービスです。全世界で10億人以上のユーザー数を誇り、日本国内でも若年層を中心に3300万人以上のユーザー数がいるものと推計されています。
ダイレクトメッセージ機能とは、そのInstagramアプリ内に搭載されたチャット(テキストのやり取り)機能です。LINEをイメージすると分かりやすいかと思います。現在ではLINEと同様に、若年層を中心としたInstagramのDM利用の普及が進んでいると言われています。
API(正式名称:Application Programming Interface)
平たく言えば、システムの機能を外部から使うために用意されている窓口のことです。
レストランで例えれば、APIとはそのお店で注文できるメニューのようなものです。外からやってきたお客様(部外者)はメニューの内容に従って、食べ物(機能)を注文します。食べ物は厨房(システムの内部)で作られて、最終的には提供されます。
InstagramのAPI開放とは、Instagramというレストランが開業し、注文するとその通りに提供されるようになった、ということです。ここで注文するのは、食べ物ではなくInstagram内部の機能(例:ダイレクトメッセージの送受信)です。そして注文するのは、弊社のようなInstagram運営ではない第三者の会社となります。
弊社が提供するサービスは、Instagramというレストランで注文できる素材を使った創作料理と考えると分かりやすいかと思います。
チャットボット(Chatbot)
チャットボットとは、(一言で言えば)簡単な会話ができるプログラムです。高度な会話ができるものはチャットボットとは呼ばれません(極端な話、ドラえもんはチャットボットではありません)。
チャットボットができるのは、簡単な会話のみです。
例えば、「営業時間を教えてください」を入力すると、「営業時間は午前○○時から午後●●時までです」と返答するプログラムも一種のチャットボットです。一定のパターンに沿った会話であれば自然に対応できますが、それ以外の複雑な会話などは難しいとされます。人間からすると一定の返答しかしないので、機械(=チャットボット)による返答であることを見分けるのは容易です。
弊社のiステップは、「コメントに自動返信することで簡単な会話ができる」という意味で一種のチャットボットと言えます。ですが高度な会話機能などは実装されていないため、AIによる自動返信とは異なります。
コンバージョン率(成約率)
コンバージョンとは、WebサイトやSNS上で見込み顧客が発生することです。
例えば、ブランドもののバックの画像をInstagramに投稿し、それが100人に見られたとします。そして、そのうちの5人が「このバックが欲しい!買いたい!」と思い、Instagram上でフォローをしたり、通販サイトで買ったときに「5人がコンバージョンした」ことになります。また、100人のうち5人なので、5%がコンバージョン率ということになります。
コンバージョン(Conversion)とは、英語で「換算」「変換」。
つまり、ただのユーザーから、商品に興味がある、もしくは買ってくれる「潜在的なお客様」にユーザーが変換されたということです。
SNS運用やWebサイト活用の目的とは、全てこのコンバージョン率を上げるため、と言い換えることができるのです。
ここからは、質問に対する応答に戻ります!
Q.APIがいつまでも提供されるとは限らないですよね?
仰る通りです。InstagramのAPI開放は、米Meta社による好意に過ぎず、機能として使えなくなる可能性は常に存在します。
弊社としては事業立案時からこの可能性を考慮しており、仮にAPIの機能が全て停止しても事業が存続できるよう、準備もしています。具体的にはAPIの機能を全く利用しないInstagram企画提案・実行、一回のみで継続性のないキャンペーンツールとしての利用プラン、Instagram以外のSNSの運用代行・システム開発のご提案なども行っています。
とはいえ、弊社のようなスタートアップではリソースが限られている関係上、新規の方には令和の虎でご案内したiステップメインのプランに絞ってご案内させていただいております。
Q.iステップって誰でも作れませんか?
クラウドワークス等や知り合いのエンジニアに頼む等で、iステップそのものが誰でも作れるシステムなのでは?というご指摘をいただくことがあります。
弊社もそう考えていた時期があったのは事実です。ですが、実際に開発に着手してみると、想定以上に多くのハードルがありました。
- APIの仕様に関するドキュメントが貧弱/ほぼない
TwitterやAmazonのAPIであれば、比較的長い期間を通して拡張されてきた機能の詳細な仕様に関するドキュメントがあります。ですが、InstagramのAPIは公開後間もないこともあり、英語版のドキュメントにすら存在しない仕様のオンパレードでした。実際に検証しながら発見した機能などもあり、少なくとも「ドキュメントを見ながら簡単に構築できる」といった代物ではありませんでした。 - APIの利用申請フローが独特
Twitterであれば英文を多少書くだけで利用申請できますが、Instagramでは違います。APIの利用申請にあたって、Instagram側に利用目的や使途に関しては動画内で説明(もちろん全て英語)、という独特のフローがあり、しかもその選考の突破も容易ではありませんでした。利用申請のために独自の試行錯誤を積んだ、というのが実情です。 - 市場への商品設計・ノウハウ獲得に時間がかかる
システムの開発が完了したらすぐに売れる!というわけではありませんでした。実際には「InstagramのDMで自動返信が~」が説明してもすぐに理解してくれるお客様がほぼ居ないのです。理解はできても、実際のInstagram運用に組み込めるかは別問題というハードルに直面しました。そのため、弊社ならではの価格設定や利用形態、効果的な運用マニュアルに関しても独自のノウハウを積まなければ売り物になりませんでした。
そのため、正確に質問にお答えすると「多くの方が考えるほど簡単には作れませんし、作ったとしても予想以上に売れません」というのが答えになるでしょう。
ですが、弊社の模倣システムを作ること自体は、時間と共により簡単になるはずです(いくら難しくてもノウハウがインターネット内で共有されること自体は避けられない&APIの利用承認フローも簡略化される可能性があるため)。
弊社としてもその可能性は認識しています。そのため、競合が少ないうちになるべく多くの認知を獲得し、多くのユーザー様に使っていただく。そちらで頂いた貴重なお金と時間で、独自の機能を盛り込みつつ競合優位性を確保しようと考えております。
Q.コメントの自動返信ってユーザーにはウザいのでは?
iステップの「自動返信」機能でInstagramのメッセージがスパムだらけになるのでは?
結果としてInstagramが詐欺や情報商材だらけになるのでは?
…といったご指摘も頂きますが、弊社ではそのようなことが極力起こらないようにサービス設計を行っています。
- iステップは「自動返信」であり「自動送信」ではありません
まず、iステップは「自動返信」ツールです。返信をするためのツールであり、一方的に接点がないのに送る(=自動送信)ツールではありません。自動返信できるのは、コメントやストーリーメンションなど、自分のアカウントに対し特定のアクションを行ったユーザーに対してのみ、となります。
またシステム上、フォロワーであっても何もしてくれない、全く接点がない人にDMを送ることが出来ない設計になっています。これは利用規約を遵守するためにInstagram側でそのように設計されているためであり、他社ツールでも同様です。 - 「喜んでコメントするから自動返信する」運用を徹底推奨しています
気になるバッグがInstagramに出ているからコメントする。情報として知りたいから問い合わせする。そういった「自分から進んでコメントする」というのが、SNS上でのコメントの基本です。コメントは誰かに強制されるものではありません。
弊社でもInstagramアカウント運用のご相談に乗ることがあります。弊社のアカウント企画設計時には「見ているユーザーの、コメントするメリット」を必死で考えます。もし、そのメリットが無いのであれば…残念ながらコメントを頂く価値すらないアカウントになっている、ということ。その状態ではiステップは使いこなせないので、運用をお断りすることもあります。
弊社もInstagramを、自分とは無関係のDMが一方的に飛び交う場所にしたいとは思っていません。
仮に何もリアクションしていないのにDMが一方的に来るとしたら、それはiステップではなく、全く異なる規約違反のツールを利用している可能性が高いです。
Q.単語の言い間違いがあり、気に食わないです
動画内で「チャットボット」を「チャットポット」、「フィード投稿」を「フィート投稿」と言い間違いをしている箇所が複数あります。
誠に申し訳ございません。
動画収録時点で間違っていたのは事実であり、お詫び申し上げます。社内でも代表の稲葉には注意しており、そのたびに改善はしております。
ちなみに、過去にはもっと酷い言い間違いをしており、取引先の社名を間違えることもあります。
稲葉にとっては重要ではないから間違えたのではなく、常に一定の確率で間違えている、というのが実情です。だからといって許されるわけではないのも認識しておりますので、代表稲葉の覚え間違い、言い間違いは今後も改善してまいります。
(担当者も、こんなの言い間違えるなよとは思っております…)
Q.反社との繋がりはありませんか?
こちらもいくつかコメント欄でご指摘頂いていましたが、この場で明確にお答えいたします。
弊社は反社会勢力との繋がりは一切ございません。
弊社の資本金は、その全額が会社公式ホームページに記載のある取締役2名の個人資金からの出資となっています(登記簿謄本にも記載があります)。稲葉個人の経歴も会社HPに記載の通りであり、新卒入社したニチレイフーズをはじめ、大手広告代理店、大手通信企業(いずれも上場企業)に在籍していました。
稲葉は複数企業の代表・役員ですが、そのいずれも金融機関の口座開設を行っており、金融機関の反社チェックにも問題なく通過しております。株式会社ネルプもメガバンクに口座を開設しているほか、複数の東証プライム上場企業とのお取引実績もございます。
iステップに興味関心を持っていただいた方には、安心してご利用頂ければ幸いです。
Q.令和の虎出演は宣伝目的ですか?
「iステップが多くの方に応援いただけるサービスになりたい」というのが、率直な答えになります。
そのため「令和の虎」出演はiステップの宣伝目的とも言えますが、それ以上に大きな目的がある、というのが正確な答えです。
本当は、弊社の商品開発したiステップが、多くの人に愛される存在にしたいというのが本音です。単純に稲葉が有名になりたいという功名心で出演志願したわけではありません。
本当は、iステップを皆様にもっと使って頂き、良いものか悪いものかを判断して頂きたいと考えています。商品やサービスの良し悪しを決めるのは結局、弊社経営陣でも、投資家でも、虎の方々でもありません。ユーザーの皆様だと考えています。その皆様に判断頂くには多くのユーザーに知っていただく必要があり、そのために宣伝という手段を選びました。
あまりにも「令和の虎」プレゼンが良くできていて、つまらないと感じた視聴者の方も居たかもしれません。
もっと切羽詰まった感じが欲しい、と思っている方もいるはずです。
ですが実は弊社も、まだまだ多くの方に知られておらず、多くの方に知られないまま埋もれてしまう可能性が高いという意味では、実はかなり切羽詰まっているのです。これはサービス、そしてちっぽけな存在である弊社にとっては、生きるか死ぬかの大問題です。
そのためには、「令和の虎」はもちろん、視聴者の皆様のお力が必要です。少しでも面白そうと感じて頂けたのなら、問い合わせしてくれとまでは言えません。頭の片隅に置いて頂けるだけでも結構です。弊社のiステップをたまに思い出して、Youtubeで笑って頂けるだけでも、幸いです!
少しでも「iステップ」が気になった、という方はこちら↓↓
売上
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見込み顧客数
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